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大原美術館の「雅歌」なんだけど

1 :倉敷が好きな人:2001/01/03(水) 23:33
大原美術館に「雅歌」って絵があるんだけどね。
解説だと、着飾った女性の絵って事なんだけど。
どう見ても、着飾ったオカマの絵にしか見えないんだけど、
どうだろね?

2 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/01/03(水) 23:44
http://iwe.kusa.ac.jp/OHARA/OHARA_COL/OHCOL/oh_col14.html

これのことだな。ギュスターブ・モロー。
まあ、そう見えるね。

3 :空耳:2001/01/04(木) 03:16
モローの良さとはどういうところなのでしょうか?
日本に強く影響を受けてそうだけど。

4 :2:2001/01/04(木) 04:13
俺は好きだけどな。どういうところがいいんだろう。
色がきれいだし。サロメの絵なんか色つきだからピアズリーより
おトクだし、
日本からの影響とかそういうはなしはgoatsongさんにきくと
いいかも。

5 :goatsong:2001/01/05(金) 00:30
これが、女装した男に見えるのは、ある意味では当然
なのかもしれない。というのも、世紀末に、特に象徴
主義者なんかは、両性具有というイメージにいれこむ
わけです(この辺りは澁澤の「アンドロギュヌスについて」
に詳しい)。両性具有と聞くと、男性による、女性へ
の接近ばかりを思い出すけれど、女性の男性化でもある。
(要するにどちらか、もう区別がつかないのだけど。
http://www.thecolors.com/subsym/gm1/gm7.html
例えば、手前の人物は少女ではなく、男性)

「雅歌」というのは、ヘブライ語聖書の中の一書である
のけれど、男女の愛や女性の肉体の賛美といった特異な
内容でしられている。手元に資料がないので、なんとも
言えないけれど、この女性は「雅歌」の一種の擬人化
なのかもしれない。

モローが日本美術に興味を示していたのは確実で、浮世
絵などの模写なんかも結構ある。
http://www.culture.fr/cgi-bin/wave.cgi?image=/Wave/image/joconde/0014/m504101_96cn6574_p.jpg&session=90310
ただ、これが単なるオリエンタリズムに留まるのか、作品
に影響を及ぼしているのかは、私もよく知らない。
(あるとすれば、「オイディプスとスフィンクス」に見ら
れる(http://www.thecolors.com/subsym/gm1/gm5.html
縦長の画面と人体の配置、画面の装飾性、強烈な色彩等だけ
ど、これらはビザンティン美術、西欧の中世美術、北方ロマン
主義の影響とも見ることができる。


6 :goatsong:2001/01/05(金) 00:31
モローと言えば、「サロメ」であるけれど、むしろ小品に
秀作が多いと。(彼の場合、大作でも小さいのだけど)以下
に彼の最上のものを貼っておけば、

最高傑作の「パエトン」
http://www.thecityreview.com/moreau.htmlの一つ目。

「磔刑図」
http://www.bc.edu/bc_org/avp/cas/fnart/art/19th/moreau/moreau_christ.jpg

「貴婦人と一角獣」
http://www.artmagick.com/paintings/moreau/moreau9.jpg

国立西洋美術館蔵の「ピエタ」も優れた作品なので、一度
足を運んでみたらいかが?

余談だけど、ドラクロワもまた、後期の小品がすばらしい。
西洋美術館の「聖母の教育」は指折りの傑作だろう。
http://www.nmwa.go.jp/col/p1970-0001-j.html
私にいわせれば、「民衆を導く自由の女神」も、「キオス島
の虐殺」もこれに比せば、二流品。


7 :goatsong:2001/01/05(金) 00:45
5の二つ目のリンクはこちらに訂正。
http://www.culture.fr/cgi-bin/wave.cgi?liste=wpi04&numero=4&session=80358


8 :いるす:2001/01/05(金) 02:29
パエトンっていいですね。青がとても綺麗。
他にも、、
オルフェウス
http://artchive.com/artchive/M/moreau/orpheus.jpg.html
Scottish Knight
http://www.artmagick.com/paintings/moreau/moreau12.jpg
とかがよかったです。色合がいい絵が多いかな。




9 :空耳:2001/01/05(金) 03:30
モローと言えば雅歌みたいな動きの無い絵しか知らなくて
いまいち魅力を感じていなかったのですが、
goatsongさんのリンク先を見たら
かなり良いですね。
http://www.bc.edu/bc_org/avp/cas/fnart/art/19th/moreau/moreau_christ.jpg
これが素晴らしいと思う。
なかなか大胆な構図です。
goatsongさんが最高傑作と銘打ったものも良いです。
2さんの、色がお得という意見は、モローの魅力の一つですね。
しかしこれだけで日本からの影響を言うのは、
goatsongさんのおっしゃる通りですね。
もし、雅歌が月夜のものであれば、
この月の雲のかかり方なんてとても日本を思わせる。
もっとも西洋にもこういう描き方はありそうですが。
まあ西洋に脈々とある装飾文化からの影響の方がどうみても濃そうですが。
クリムトだったら明らかに日本の影響を受けていると思うのだけど。

ところでパエトンって航海図のことですか?


10 :goatsong:2001/01/05(金) 05:37
モロー・サイト
http://www.artmagick.com/artists/moreau1.asp
http://www.thecolors.com/subsym/gm1/index.html

ちなみにこれは、西洋美術館蔵。
http://www.thecolors.com/subsym/gm1/gm14.html

パエトンはギリシア神話上の人物。手元の資料には
「ファエトン」となっているけど、ギリシア語のphの
発音は英語のpだったと思うので(語学板で聞いてくだ
さい)「パエトン」でいいと思う。(日本では、英語風にf
で発音する。ソピア→ソフィア)

パエトンは太陽神ヘリオスの息子で、成人のお祝いに
何か願いを叶えてやるとヘリオスに言われ、父の馬車
(これでヘリオス=太陽は天空を移動する)に乗ることを
許される。しかし馬を御すことができず、墜落してしまう。
危うく、炎の車輪が地上を燃やしてしまいそうになるが、
ゼウス雷撃によって、河に打ち落とされる。以上がパエ
トンのお話。


11 :空耳:2001/01/08(月) 16:46
>goatsongさん
ありがとうございます。
ギリシャ神話でしたか。

12 :2:2001/01/10(水) 02:35
「出現」も「パエトン」に比べれば二級品なんだろうか。

ワイルドのサロメは初めて読んだとき、モローの絵の印象がとても強かった
ので、ピアズリーの挿し絵が「イメージが違う」気がした。
ピアズリーの書くひとって何か性格悪そうなかおしてる。つり目で。
モローのは個人の性格の表徴ってあまりない気がする。

というわけで、モローの俺個人の最高傑作は世間一般の見解と大体
一致するんだけど。
あと、素描(エボーシュ)の作品も結構いいかな。抽象表現主義み
たいなやつ。

13 :goatsong:2001/04/11(水) 08:30
消えちゃいそうだから、あげておきます。


14 :いるす:2001/06/12(火) 20:13
ageてみる。

西洋美術館のフランス素画展で見られる、聖なる象
良いですね。
幻想的で、特に淡い色使いや天使(?)の表現など
とても綺麗でした。

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